久しぶりに帰省した。私の実家は遠く、飛行機も飛んでいる距離だ。お正月は帰省できなかったので、孫の顔を見せに夫の連休を利用して帰ることにした。


飛行機が飛んでいるとはいえ、家族4人でとなるとかなりの高額になるので、車で帰省することにした。高速道路で休憩しつつの6時間。小さいころから長距離ドライブに慣れている子どもたちは車に酔うことも無く、久しぶりにじぃじ、ばぁばに会えるとあって大喜びで騒いでいた。


ETCの深夜割引きや休日割引の関係で幼稚園から直接帰省することにしたので、途中のコンビニで夕食を買い制服のまま車内で夕食。アンパンマンやジュエルペットのDVDを見せている間にタイミングよく寝てくれた。


高速では夫はかなりのスピードを出すのでいつも夫婦喧嘩が勃発するのだが、今回は高速にのった瞬間にヨタヨタと蛇行運転をするトラックに遭遇。


本当に怖かった。こっちがまっすぐに走っていてもヨロヨロ接近してくるし、スピードを上げて追い抜こうとしても何故か相手もスピードを上げるので、平行線のまま。


気がつけばそのトラックの周りにだけ妙な空間が出来上がっていた。


私と夫は車内で「うわぁ~」だの「おぉう・・。」だの変な叫び声をあげながら何とかトラックをやり過ごすことができた。

そんなこともあって今回の夫はとても安全運転で気持ちよくドライブすることができた。


久しぶりの実家はのんびりしやすく、朝遅く、夜も遅くとダラダラさせてもらった。


買い物に行っても親の財布で安心だし、子どもたちの面倒も見てもらえる。しみじみと実家近くに住んでいる友達がうらやましかった。


そんなこんなで3泊程実家で過ごしたのだが、離れて暮らしてみてあらためて自分の両親が変わりものだと気付く。


両親の奇行は今に始まった事じゃないが、久しぶりだとその破壊力に戸惑ってしまう。


父が言うには「最高に美味しい干し柿」だそうだが、ベランダに真っ黒の得体のしれない物体がぶら下がっていた。どうみても干し柿には見えない。


どうやら手作り干し柿のようで、親戚に干す所まで準備してもらったらしい。父がすることは、「ベランダにぶら下げること」と、「毎日揉んであげること」の2つだけ。


それなのに、毎日揉むのが面倒だったらしく放置された柿は黒くカチカチになっていた。


そのカチカチを持ってきて「食え」という。当然断った。夫も断った。孫は逃げた。


仕方なく自分で口に入れていたが、噛むというより戦っている感じ。最後には包丁が出てきて細かく刻んで食べていたけど、そこまでして食べる必要のないものだと断言できる。


また父は苔玉を育てていた。窓際にかわいらしく並べていたが、その中にひときわ目を引く変な奴がいた。


苔玉に梅と雪柳がぶっささっているシュールな作品だ。


父に聞くと「春を感じるだろ?」と鼻高々だったが、私にはどう見ても幼児のいたずらにしか見えなかった。


実家は落ち着くけど、こんな変な人たちに育てられたのか?と夫に思われてると思ったら変な汗が出てきそうだ。夫が気にしていないのが唯一の救いだ。


※ 父のシュール作品。夫の笑いが止まらず大変だった。
盆栽の画像