我が家の夫は夜勤もする。
日勤の時は子どもたちよりも朝早く出発し、夜遅く帰って来た時には子どもは寝ている。
子どもたちは朝6時半に起きて、夜は19時30分には布団に入る。
5分後にはグーグー寝息が聞こえてくるので、母は寝かしつけの苦労はとっくの昔に卒業している。
寝室に2人を連れて行き、お布団に入れ、「は~い!おやすみ♪また明日ねぇ~」と部屋を真っ暗にして気分だけは明るく扉を閉めるとあ~ら不思議。
子どもたちはすぐに寝ちゃうのである。
気付かなかったがじつはこれ、相当レアなことらしい。
と、いうのも、ママ友にその話をすると「えぇ~!!うちの子、私が横にいないと寝ないよ!」と驚かれるのである。
そうなんだ。世の幼稚園児は寝るときに母を求めるんだ・・・と、若干寂しい気持ちがしないでもないが、ま、2人できゃーきゃー遊びながら寝てくれるので、きっと子どもたちは寂しくないのだろうと思う。
そんな生活リズムがそれぞれにバラバラな我が家なので、夫が夜勤のときのお風呂タイムは子どもたちとの触れ合いの時間となっている。
お風呂からはおもちゃで遊ぶ声や歌う声等何やら楽しそうな物音がずっと聞こえてくる。
その後、夫は出勤子どもは夕食&就寝となるのだが、私はさすがに夫たちがお風呂に入っている時間にすっぴんになるわけにはいかない。
髪の毛だって一応朝ブローしているのだから、夕方にお風呂に入ってシャンプーしてしまうとそれ以降、人に会えない風貌になってしまうのだ。
主婦として、夕方からリラックスモードも良くないので、夫が夜勤の時は私だけゆっくり夜にお風呂タイムを楽しむことにしているのである。
子育て中にゆっくりお風呂は非常に贅沢なことで、いつもは自分を洗って、子どもを洗って拭いて、着替えさせてと息つく間もない。
お風呂上がりには夕食なので、化粧水だって、ベチベチと乱暴に肌に塗りこんで終わりである。
髪の毛にパックやお肌のパックなんてできないのである。
なので、一人お風呂タイムは至福の一時なのだ。
それが狭いお風呂でもアンパンマンのおもちゃが雑に置いてあるお風呂でもいいのだ。
一人でお風呂!それが一番重要なのだ。
子どもが小さい時はお風呂タイムに限ってどちらかが夜泣きという負のスパイラルにはまる日も多々あったが最近はほとんどない。
私がお風呂タイムにすることは、まず、入浴剤を入れる。
ロクシタンやアユーラなどの入浴剤があれば最高なのだが、今は「バスロマン」で我慢だ。
入浴剤の成分とか関係ない。要は湯が濁っていればそれなりに楽しいのだ。
入浴剤を入れた湯船につかり、まずは読書。
湯気でちょっと表紙がぽこぽこになったりするが気にしない。
次にワンセグでTVを見る。
こんな時の為に防水携帯にしているのだ。字幕をONにして、ただひたすら画面を眺める。
つぎは髪の毛のパックをする。この髪の毛のパック、蒸しタオルをしてしばらく放置するのだが、3回に2回の割合で流し忘れる。
妙にベタベタした自分の髪の毛に気付き、洗面台で洗い流すという失敗を私は何度も繰り返している。
こうして、失敗を織り交ぜつつ、私の至福のバスタイムは過ぎ去っていくのだ。
お風呂から出た後は、缶ビールをプシュッとあけて飲み干したいところなのだが夫が朝まで不在なので、子どもの急病に対処しなければならない母は飲酒はできないのである。
これだけが唯一の不満なのだ。