我が家は寝かしつけというものは基本的にしない。
リビングで本を一冊読んでから、子どもに今日一緒に寝る相手のぬいぐるみを選ばせる。
寝室に行き、子どもたちをお布団に入れて「は~い、おやすみ~♪」で、寝室の電気を消してドアを閉める。
おもちゃを寝室に持ち込むことは「寝る」ということと、「遊ぶ」ということの区別がつかなくなるので禁止。
なので、ギャーギャーワーワー2人でしゃべったり寝たまま遊んだりしているようだが、5分後には夢の中だ。
今は、幼稚園に2人とも通っているので、生活リズムは全く同じ。
朝起きて、幼稚園に行って、帰ってきて、お風呂に入って、ご飯食べて、寝る!
すべての行動の間に「遊ぶ」ということだけしていればいいのだから気楽なもんだ。
そんなお気楽ちゃん達、寝つきが悪かったり途中で目覚めたりする事が時々ある。
体調不良の時や、こころがちょっと疲れている時などだ。
非常に分かりやすい。
心が疲れている時は内緒でリビングに連れてくる。
眠い目をこすりつつ、心の中のいろんなことを話しているうちに安心しきった様子で眠っていく。
次の日の朝には忘れているからこれもお気楽なもんだ。
あとほとんど次女なのだが、変わり種で途中に起きる原因として、寝る前の本の内容がホラーだった場合がある。
最近は366日分のお話が一冊になった本を2人とも気にいって読んでいるのだが、時々「鬼」系のお話が出てくる。
そんな日は要注意だ。
大抵、途中で目覚めて「青鬼さんがきたのぉぉぉぉ~~!」と騒ぐのだ。
病気でどちらかを隔離しなければならない場合を除けば、親も毎日同じ布団で寝ているので親が寝るまでの間は1時間おきくらいに部屋の様子を見に行く。
次女のお腹が出ていたり、長女が次女の上に乗っかっていたり・・・。
ひどいときは布団から飛び出ていて、ドアを開けたらむにゅっとした感触があって床に長女が寝てたなんてこともある。
寝相の悪い長女、寝言を言う次女。
寝ている子どもはやっぱり天使だとしみじみ思う。
暗い部屋の中でスースー寝ている子どもを眺めつつ、ふふふ・・・と笑う私はかなり危ない人のようだが、こんな私でも寝かしつけで悩んだ過去がある。
長女が幼稚園に入るまでは長女は私の手を握らないと寝られず、私は左手を長女に握られ、右手で次女の相手をしながら寝かしつけをしていた。
そうやって一緒に布団に入って横になっていると当然私も寝てしまい、気付けば家事が何もできていない状態で夜中になっていることもしばしばあった。
自分の時間が全く無いことはとてもストレスで夫に相談してみた所、一度お布団に入れて「上手に寝れるかなぁ?」って言って二人っきりにしてみれば?と言われた。
夫は基本的には「子どもよりも嫁」の姿勢でいてくれる。
きっと私のイライラを見抜いていたのだろう。
「世のママが寝かしつけをしているからと言って、うちでも絶対しなきゃならない理由なんてないよ。」そういって思い切って寝かしつけを辞めることを提案してくれた。
私も一度辞めてみるか・・・。と思い、その代わりに寝る前に本を一冊読んであげるようにした。
最初のうちは心配でドアを閉めた後もしばらくドアの前で中の様子に聞き耳を立てていたのだが、母の心配とは裏腹に子どもたちはすんなりと寝かしつけないことを受け入れてくれたのである。
そんなこんなで2人で眠るようになった子どもたち、今夜もぬいぐるみ片手にぐっすりな様子です♪