長女がインフルエンザになった。


朝起きてからずっとか弱い声で「ひーん。ひーん・・・。」と泣き続けていた。いつもはのんびりながらもご機嫌な子なので体温を測ると38.2度。私も「ひーん。」と泣きたくなった。


こんな時困るのが次女の元気パワー。どうせ時間差であんたもインフルになるんだよ高確率で!!!と思いながらも元気な次女が家にいられてはおちおち看病もできない。


元気な人は幼稚園へ行け!ということで、次女は初めて一人で幼稚園バスになることになった。長女は丈夫なので、幼稚園を休んだことはほとんどないのだ。


おっとり長女と違って、暴走タイプのやんちゃな次女。


いつもは優しい長女が次女の歯止め役になってくれているので、暴れん坊でも幼稚園からクレームが来ることなく通えているのだが、今日は歯止め役がインフルエンザ・・・。母、大ピンチである。


母:「今日、お姉ちゃんお熱やから、1人で幼稚園に行くんだよ。いい子にするんだよ。暴れるんじゃないよ。先生の言うことちゃんと聞くんだよ。わかった?お返事は????」
次女:「あーい。」


何度も何度も言い聞かせ、同じ会話を繰り返しながら次女を幼稚園バスに放り込んで長女と車で耳鼻科に。


途中の信号待ちで、右折レーンにいる幼稚園バスに追いつき、隣り合わせに!!怖いもの見たさで右を見てみると。


前を向いてよい子にすわっている幼稚園児の中に1人だけ椅子の上に膝立ちで後ろを向いて暴れている奴が。


・・・次女でした。


薄毛にリボンをくくりつけた3歳女子。


後ろの子の髪の毛をつかもうと椅子の背もたれの上にのって、先生にガチンコで注意されていた。両肩をおさえられて思いっきり座らされていましたが、先生、さすがプロ。ニコニコ笑顔で対処して下さっていて、申し訳ない。もっとやってやって下さい!と心の中で叫びつつ幼稚園バスは右折、我が家は左折で耳鼻科に。


診察を終えてヘロヘロ状態で帰宅。


昼食をすませて着替えさせ、薬を飲ませて一息つく頃にはもう暴れん坊次女が帰ってくる時間になっていた。


ようやく長女が眠れたようなので、洗い物をしたかった私はたまたま在宅していた夫に幼稚園バスへ迎えにいってもらった。


しばらくして遠くから響き渡る次女の叫び声と笑い声。嫌な予感がしつつも夫が次女の暴走を止めてくれるだろうと過信した私がいけなかった。


常に走っている次女は玄関から猛スピードでリビングへと入ってきて、タミフルを飲んでやっと眠りにつけた長女の枕もとで、


次女:「ネーチャンンンン~~~!!!!おねちゅ治ったぁぁぁぁぁ?????次女ちゃんね~、もみやげ(お土産)あるのよぉぉぉぉ~~。」


次女:「んあぁ?ねんねしてるのぉ?もみやげいなないの(いらないの?)どーったのぉ?(どうしたの?)泣いてるのぉ?」


どうもこうもねーよ。うるせーんだよ。起きたじゃねーかよ!!!頭痛で辛い時にでかい声出すんじゃないよ!


と叫びたいのを何とか母は堪えてそうまでして長女に渡したい次女のもみやげを見せてもらった。


その次女の心がこもったもみやげは


「折り紙の裏に描いた長女の似顔絵♪」

娘の描いた画

・・・に包まれた、「砂場の砂・・・」


ザラザラと長女の上に降りかかる砂・スナ・すな・・・。


家族全員が言葉を失った午後でした。